Catch the Dream-birds PROJECT

<経緯>

ことば好き+ワークショップ主催ということが重なり合って、1つの試みを続けています。「ファシリテーショングラフィック」という、会議などを円滑に進めるときなどに使う手法を使ったコミュニケーション…といえばいいでしょうか。

<きっかけ>

インタビューなどで、人のお話を聞く機会が多い私にとって、そのやりとりを書きとめつつ感じたのは「相手の目の前でことばを文字やイラストに書き留めていくこと」で、その場に信頼が生まれたり、相互理解が進むということでした。話し言葉は本来、目に見えず消えてしまうもの。それを書き留めることで、話は軸をブラさずに進みますし、この作業も相手との同意の上で展開していきますから、安心できるようですね。それに加えて、真っ白な紙の上にライブで文字が書き留められるので、躍動感もある。『この楽しさを応用して何か出来ないか?』そう考えたのが、この小さなプロジェクトのはじまりでした。ファシリテーショングラフィックの手法を使って、「相手の方の夢を紙に書き留めてみよう」…それが『Catch the Dream-birds PROJECT』です。

<プロジェクトの名前について>

「コミュニケーション」をテーマにして結成したA2CROSSというチームのメンバーに、このプロジェクトの話をしているときでした。メールで「誰か夢を録らせてくれる人はいないかな?」「夢録り?・・・了解(笑)。探してみますね。」こういう言葉のキャッチボールをしているうちに、「夢録り」が「夢鳥」と誤変換されて、“何か、いいかも!”ということになりました(笑)。人の中にいる「夢の鳥」をコミュニケーションをしながら、いっしょに捕まえていく。そのプロセスが紙にライブで描かれ、もしかしたらそのプロセスの中に、その人なりの「夢」が浮かび上がってくるのではないか…そんな“ぼんやり”とした仮説を元に、このプロジェクトを進めています。

<どんなことするの?>

①たくさんのカラーペン(太文字・細文字あわせて50本くらい)の中から好きな色のペンを太・・2色、細・・3色選んでいただく(そのペンを元に、かめだが紙に描いていきます)。

②夢についてや、その他相手の方に合わせながらいろいろ話していく。そのやりとりをA4サイズの紙に書き留めていく(約20分くらい)。

③完成!

<どこでやってるの?>

いつでも(笑)。興味を持って下さった方がいれば、いつでも。。

<今後の予定は?>

目標は「100羽の夢鳥」を捕まえようと思っています。今現在、6羽ほど捕まえました。イベント参加としては、クリエイターズマーケットにA2CROSSとして出展します。もし、ご興味のある方は遊びにいらして下さいね。

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第6回レビュアーのためのワークショップ/終了レポート

第6回レビュアーのためのワークショップ-ATLのテーブルワークショップ2/カフェでまったりコトバと遊ぶ-の終了レポートです。

★日時:2008年5月17日(土) 18:30-20:30

★場所: 空色曲玉 名古屋市新栄3-16-21

★参加費:1000円

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会場と開催時間を固定化して、第2回目のワークショップ。最近では、『この場でどんな楽しさを提供出来るかな?』といつも考えるようになりました(笑)。街を歩いていても、家の中で片付けものをしているときも、どんなところにも人を楽しませてくれるタネはあるものですね。毎日がどんどん楽しくなっていくように思います。ステキなことですね。

■ご挨拶■

ATLかめだから、はじめのごあいさつ。これからスタートするワークショップの内容を簡単にお話し。参加者から質問があれば、ここでしっかり解消します。今回は団体のお客様がいらっしゃったので、私たちはいつも使わせていただいている大きな座卓からテーブル席へ移動。ワークショップ前には、夕方ということもあって私も含めて多くの参加者さんが空色曲玉のおいしいお食事をいただきます。この日も参加者さんと私でテーブルを囲んで食事をしたのですが、何だかおもしろいなぁと思いました。和みますね。。

今回の参加者さんは、かめだと3名の参加者さん(リピーター2名、初参加1名)で、合計4名。男女比はちょうど2対2でした。

■自己紹介■-得意技Map-

ポストイットに、自分の得意技を3つ書いていただき、それをボードに貼っていきます。貼っていくときには“似ているもの”は近くに寄せ、“違う特徴”のものは離れて貼るなどして得意技の地図を描くように貼っていきます。もちろん、どうしてそれが自分にとって得意だと思うかについても紹介していきます。

出来あがった得意技の地図を元に、地図についてコメント。例えば参加者Bさんの得意技は「人前で緊張しない」「慣れるのがはやい」など。かめだやOさんの得意技は「言葉を使うこと」OさんとMさんの得意技「企画を考えること」など、得意技には重なる部分や、自分がもっていないものもあります。かめだ、Oさん、MさんはBさんの得意技について「うらやましいなぁ。どうしたら緊張しないでいられるの?」と質問。役者をされているBさんから、演劇にかかわるようになってからのお話があったり、小学生の頃のエピソードなどを交えつつ、得意技の伝授(笑)をしていただきました。また、同じ得意技を持つ人同士であっても、そこへ到るプロセスや実際の技自体も違っています。そんなところも、興味深いなと感じます。

得意技は、あくまでも技であって自分自身そのものではないかも知れません。ですが、その1つの技が得意になるまでには、その人らしい苦労や工夫があったと思います。そのプロセスを話したり、言語化することは自分の想いを知るきっかけになるのではないでしょうか?

■アートワーク■-card story-

今回は、フランス製の子供用のカードゲームを使いました。文字が読めない子どもでも楽しめるようにつくられたこのカードはブラックの背景にカラフルな動物たちのイラストが鮮やかに描かれたもので、2枚で1組になっています。本来はカードをすべて参加者に配って、ペアのカードを真中に出し、残ったカードでババ抜きの要領で早く手元のカードを出しきった人が勝ち、というシンプルなゲームです。

アートワークでは、その説明をした上でカードをすべて裏返しにしてテーブルの上に伏せます。神経衰弱の要領で、カードを開けたり伏せたりしながら、ペアになるものを探して取っていきます。それを3巡ほどしたら、ペアにならなくても良いので、手元に4枚カードがある状態にします。

その4枚のカードは、ペアになっているものもあれば、まったくバラバラになっているかも知れません。それはそれぞれ違いますが、今度はその4枚を元に1つのストーリーを考えます。起承転結が出るように、そのカードのイラストのイメージから自分でストーリーを考えて書いてみます。楽しくかければOKです。完成度や上手い・ヘタは関係ありません。

それぞれのストーリーは、本当にバラエティ豊かでした。ペア2組を持っていたOさん、ペア1組とバラ2枚のかめだとMさん、4枚すべてがバラバラのBさん。ストーリーの発想の仕方もそれぞれでした。見た瞬間に思いつき、後は文字にするだけだったというBさん、ペアのカードを中心にイラストの内容がつながるように配置して物語を考えたかめだ、じっくり眺めて最後まで熟考していたMさん、自由な発想で伸びやかにあまり悩まずに手を動かしていたOさん。人それぞれのアプローチと出てきた物語のユニークさに人それぞれの個性を感じました。

このワークでは、物語の生まれる場所について考えてみたいと思ったのです。偶然手にしたカードを見て、そこに物語を見出すのは「自分」でしかありません。だとすれば、物語は常に自分の中にあるということが言えるかも知れません。これは、良いこともあれば、あまり良くないことも含まれているのではないかとかめだは思っています。例えば演劇作品などを見ていて『物語がわからない。』といって、途中から興味を失ってしまって楽しめないことがあります。これはとてももったいないこと。あくまでもそれは自分という枠で見た場合の物語であって、舞台には自分の知らない物語があるのかも知れませんし、そもそも物語がすべてにおいて存在しているとは限りません。ただ事実が羅列されているだけかも知れないのです。その事実をどう自分の中に取り込んで編集していくか、それが自分の理解を越えたものとの付き合い方のヒントになるような気がします。「自分を通して世界を見る、そして自分を越えて世界をみる。」この2つの視点があるということを、このワークでは実感していただきました。

■参加者の感想■

ついつい楽しい場になってしまって、参加者さんの感想をメモに書きとめることを忘れてしまいました(苦笑)。けれども、みなさんそれぞれ楽しく過ごして下さったようでした。いつもワークは当日が初めての実演(?)なので、不安がいっぱいなのですが、楽しんで頂けると、とてもうれしいなぁと思います。ここで楽しめたことを、それぞれの生活の中で活用していただければ幸いです。

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ありがとうございました。次回開催は7月の第3土曜日18:30~、会場は空色曲玉です。

そろそろワークショップのチラシが出来そうです。いつもATLのワークショップのチラシデザインをして下さっているちうねさんと今日、ミーティングします。ステキなチラシが出来そうです。チラシをご希望の方や、置いて下さる方がいらっしゃいましたら、ぜひかめだまでご連絡下さいませ。もちろん、ご参加もお待ちしております。。

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空色曲玉オーナー、谷さんへのインタビュー

2008年度の『レビュアーのためのワークショップ』の会場を提供して下さっているオーガニック・カフェ「空色曲玉」のオーナー、谷さんへのインタビューをしてきました。

ステキな空間にまつわる魅力的なオーナーのお話。ぜひご高覧下さいませ。

谷さんへのインタビュー記事/ATLのブログに掲載しています。

http://blog.so-net.ne.jp/arts_and_theater_literacy/2008-05-17

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第6回レビュアーのためのワークショプ参加者募集のご案内

2008年度レビュアーのためのワークショップ開催

-ATLのテーブルワークショップ/カフェでまったりコトバと遊ぶ-

ゆったりとした雰囲気の中で「言葉のおもしろさを味わいながら、新鮮な視点を得ていただきたい」という2008年度のATLレビュアーのためのワークショップ、第2回(通算6回目)を開催します。4月のワークショップも充実した時間を過ごすことが出来ました。ぜひ、お気軽にご参加下さいませ。

日時:5月17日(土)18:30-20:30

場所空色曲玉(オーガニックカフェ)名古屋市新栄3-16-21

   <TEL>052-251-6949

   <アクセス>JR千種/地下鉄東山線千種駅5番出口徒歩7分

参加費1000円

(飲みもの代金は別途ご負担下さいませ。お食事はご予約にて賜ります。メニューに関しては、事前にお知らせしますので、必要に応じてどうぞ♪)

【ワークショップ内容】

想いを言葉にするためのワークショップです。アートワークを通じて発想を豊かに。コミュニケーションを通じてアタマに刺激を。少人数で、ゆったりと過ごしながら進めていきます。また、ビジネス手法なども取り入れ、想いの整理もしていきます。

5月のアートワークは

1.card-story(トランプゲームの神経衰弱のようにカードを選び、物語を紡いでみます)

2.検証(人が物語を構築する仕組みについて考えてみようと思います)

を予定しています。

【定員】4名

【ご予約】ATL artliteracy03☆yahoo.co.jp *☆を@に変更下さいませ。

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第5回レビュアーのためのワークショップ/終了レポート

第5回レビュアーのためのワークショップ-ATLのテーブルワークショップ/カフェでまったりコトバと遊ぶ-の終了レポートです。

★日時:2008年4月19日(土) 18:30-20:30

★場所: 空色曲玉 名古屋市新栄3-16-21

★参加費:1000円

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2008年度の第1回目の開催。会場を固定し、少人数での集いはワークショップというよりも、ゆったりと食事後のおしゃべりに「遊び」がプラスされたイメージでしょうか。参加者4名、かめだの合計5人。初めての試みで少しドキドキしましたが、楽しいひとときでした。

■ご挨拶■

ATLかめだから、はじめのごあいさつ。これからスタートするワークショップの内容を簡単にお話し。参加者から質問があれば、ここでしっかり解消します。

■自己紹介■

参加者のみなさんにお渡しした小さなメモ用紙に、こちらで用意した50色のカラーペンの中からお好きな色を選んでいただき、「自分のモットー」を書いていただきました。ムズカシク考えないで、今の気分でOKです(笑)。ちなみにかめだは「明るく・楽しく・元気よく」と、まるで小学生のような言葉を書きました。

今回ご参加いただいたのは、リピーターさんが2名、初参加が2名。会社員、役者、音楽家、絵本に関する活動をされている方、と個性豊かなメンバー。

■アート・ワーク■

今回ご提供したのは「ジュエリーBOX ver.2」というワーク。レビュアーのためのワークショップを企画した一番はじめに考案したものでしたが、少人数用のワークでしたので、なかなか登場の機会がありませんでした。今回、ようやくワークに採用出来たのですが、参加者のみなさんにはご好評をいただきましたよ。

ツールとしては、とてもシンプル。約65㎜×50mm×20mmの透明なプラスチック製のビーズケースに、いろんなものが入っています(砂やガラス片、リボン、木製パズルの1ピース、コルク栓、切手などなど12種類)。

1.テーブルに置かれた12のケースから順番に「気になる/好きだな」と思うケースを取っていく。

2.12ケースすべて取り終わると、4人の参加者なので手元には1人3つのケースがあることになります。その3つの中で、一番「気になる/好きだな」と思うケースについて、30の言葉をポストイットに書き出してみます。時間は5分。理由を書くというよりも、そのケースを見ていて思い浮かぶ言葉を書きだすという方がピッタリかも知れません。

3.書いた言葉をお渡ししている作業ボードに貼りだし。「似ている」言葉を近くに寄せて集めたり「正反対」だと思う言葉どうしは対角線上に離したりして、ボード上に出てきた言葉の「地図」をつくっていきます=親和図の応用。

4.出来上がったそれぞれの地図を、他の参加者に見てもらいながら、自分が選んだケースを紹介します。

5.次に、自分の手元にないケース(他の参加者が持っているケース)の中で「気になる/好きだな」を借りて、同じ作業をします。さっき書き出したペンとは違う色を使って、前回の言葉との差が出るように工夫。

6.3と5で出た言葉を観察します。「似たような言葉」がたくさん並んでいれば、その人の好みは1つの方向性を持っているかも知れません。「正反対」の言葉が並んでいるようなら、幅の広い好み・もしくは相反する嗜好がある人なのかも知れません。

シンプルなケースに入った日常の中の雑貨たち。そこからでも、いろんなイメージを人は持つんですよね。その観察の仕方も人それぞれ。参加者がポストイットに貼りだしていく言葉の出方もさまざま。詩を紡ぐように豊かなイマジネーションが展開する方がいたり、ケースの外観を丹念に書き出す方もいました。出てきた言葉をもとに、ケースと照会していくことで、新たに気付きを得る方もいらっしゃったように思います。

下記に、参加者から出た言葉の一部をご紹介します。

<Mさん>

・カラフルな切手が何枚も入ったケースについて

子供/よりどころ/回顧/匠/ミルフィーユ/美意識/和Japanese/水彩画/パステルカラー/極彩色

・アスファルト色の砂が入ったケースについて

廃墟/殺伐/頽廃/消しカス/くず/ファクトリー/渇望/集積地/灰色/堕天使

<Oさん>

・アスファルト色の砂が入ったケースについて

砂の色/砂場/粘土/地層/エセ星の砂/さらさら/たくさん/運動場だ/甲子園/コンクリートの車/川・海

・白い木製の角のとれたサイコロの入ったケースについて

数学/確率/住基ネット/39・4649/アタック25/NO.6まで/国道ルート66/ナンバーズ3とか/木・石/面が見えない/運命/カエサル

同じケースから違う言葉が出たり、共通なものがあったり。言葉って、おもしろいですね。時間があれば、出た1つ1つの言葉をさらに深掘りしてもおもしろいと思いました。

■参加者の感想■

「かめださんは、参加者を見ていて“わかる”んですか?」と、ある参加者さんが質問をされました。“わかる”というのは、私が参加者の言葉の出方を見ていて「Aさんは、先ず外観をじっくり観察して、そこを土台に想像の中へ飛び込んでいくみたいですね。」と言ったひとことについての質問でした。これは“わかった”というのではなく、“そうなのかな、そう見えたよ”というつもりで発言しているんですね。私はカウンセラーの資格などは持っていませんので、あくまで「そうじゃないかな」と感じたことを言葉にしているだけなんです。舞台や現代アートのレビューを書くときのスタートと同じスタンスですね。「参加者」を「見て」いて感じることと、作品にふれていて感じることはとても似ている気がしますが、どうでしょうか。

ビーズケースに入っただけの雑貨たち。でも、参加者のみなさんはとても楽しそうに手にとって想像を膨らませていました。「箱に入ることで、世界が変わって見えるのかも知れませんね。」音楽家のOさんが興味深い感想を下さいました。これは、日常を見るときに、自分なりのフレーム(感性や直感・感覚)を持つ=自分の手の中のケースに世界を切り取って観察するということに近いのかも知れませんね。世界を小さくしたり、大きな世界に戻したり、想像力を使っていろんな見方が出来るとステキです。

■お土産■

参加者のみなさんに、50㎜×50㎜×50㎜くらいの透明なクリアボックスをお土産に渡しました。中身はカラッポです(笑)。12のケースを見て膨らんだ想像力をもとに、ご自分でもアート作品をクリエイションしていただきたいとの想いから。宝ものを創りだす感覚で日常を見ていけば、いろんなものが輝いて見えるような気がします。

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ご参加下さったみなさん、おいしい食事や飲み物・快適な環境を提供してくれた空色曲玉の谷さん、ありがとうございました。5月にもワークショップを開催します。また、ぜひご参加・ご協力下さいね!

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第4回レビュアーのためのワークショップ/終了レポート

第4回レビュアーのためのワークショップの終了レポートです。2007年最後となった今回は、名古屋を拠点に活動する老舗演劇カンパニー、てんぷくプロとのジョイント企画としての開催でした。

ジョイント企画 act.2 「めぐる、物語。」

★日時:12月8日(土) 14:00-17:00

★場所:てんぷくプロ新アトリエ/昭和薬局前/名古屋市昭和区滝子町22-10

★参加費:1500円

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今回は、かめだが書き下ろした台本を、まったく演出意図など明かさずてんぷくメンバーが演じて、それを参加者に見ていただき、そのあとで感想をいただくというチョット実験的な内容でした。やはり、役者さんの演技を生で間近で見ると、出てくる感想もイキイキしてくるように感じました。

■ご挨拶■

先ずATL代表かめだから、ごあいさつ。

…この日、主催者が遅刻してしまうという前代未聞の大失態を犯してしまい、大変恐縮でした(お財布忘れて電車に乗れなかった…)。参加下さったみなさま、本当にもうしわけありませんでした。また、主催者が到着するまでの間、いろいろとケアをして下さったてんぷくプロのみなさま、本当にありがとうございました。

■自己紹介■

初参加の方が2名、今年いろいろとご参加下さったリピーターの方が4名というメンバーでした。みなさん、実際に役者さんが演じられるということをやはり楽しみにご参加下さった方が多かったようです。

ただ、初めての試みということで“何があるんだろう?”という疑問も持たれている方が多かったです。それぞれのみんさんの期待値をホワートボード上に書いた軸上に整理してみた結果、“何が起こるかはわからないけど、楽しみ♪”という傾向のみなさんであることが分かりました。

それを受けて、てんぷくプロの小熊ヒデジさんから「稽古時間をあまりとれない中での試み。完成品をみるというよりも、プロセスをみるという感覚で見てほしいです。いろいろと、試してもらうという感じで。」とのごあいさつをいただきました。

■テーマワークショップ/書く×演じる×鑑賞する

<今回の試演用台本は右です「_.doc」をダウンロード

かめだが書いた試演用の作品2つを、てんぷくさんが3パターンで上演して下さいました。どの作品も作品意図などは一切お伝えせず、解釈はすべててんぷくさんにお任せしました。その結果、とってもおもしろい結果になりました!

作品A:

イスに向いあって座って、ごくフツウに読む段階でのリーディング形式。

作品A×B:

読み稽古をされていて、2つの台本の底に流れている空気感がとても似ていると感じた、てんぷくのみなさん。大胆にも、作品Aの男1と作品Bの女2のセリフを交互に話す、という試みをして下さいました。…デキの悪い台本だからこそ生まれた試みですね(笑)。

作品B:

書き言葉で書かれているセリフの言いにくさを、どうリアルにするかという点から、とにかく2人の役者さんが終始、爆笑しながらセリフを言い続けるという“見たこともない”演出でした。5分ほどの小品でしたが、かなり大変そうでした。笑うって不思議と見る人のリアリティに訴えてきますね。セリフがほとんど聞き取れないときでも、思わずつられて笑ってしまう。と、同時にあまりに不自然な笑いは、だんだんと怖さや不安や悲しさを連れてきます。

2作品のテーマは“昔話”でした。

Aは“鬼ケ島”の鬼たちの会話。いつもいつも絵本が開かれると必ず倒されてしまう役回りの鬼たちは、もしかしたらそろそろ“鬼”をやめたいと思っているかも知れません。“役回り”ということで、何となく“サラリーマン”が重なるような場面を設定してみましたが、どうだったでしょうか。

Bは“かぐや姫”と“桃太郎・・・改め桃子”の会話。男性と女性、どちらも自分で選びとった性ではありません。昨今では、男女平等の動きから桃太郎が桃子に改名されたり…。性別を巡る葛藤は複雑ですね。女らしさ、男らしさってなんでしょうね…なんて思いながら書いてみました。

■参加者・役者さんの感想■

台本については、かめだが書いたということもあって質的にはイマイチであり、本当にこのレベルで演じていただいたことに恐縮しつつ、おつきあいいただいた参加者のみなさまには心から感謝を。。

てんぷくプロ小熊さんからは、「流れはともかく、台本は“どうしたらおもしろくなるか”というとっかかりが必要です。」とのコメントをいただきました。結局、“素直過ぎて先が読めてしまったり”“整然と並んだセリフ”ではリアリティを持たせるのに苦労するとのこと。今回の台本は特に「セリフを言っている4人が同じ思考回路をしていると感じた」ため、作品AとBをあえて交互読みしたり、大笑いしてみたとのこと。作品の中にズレをつくることで観客が想像力で補って鑑賞するので、作品が豊かになるそうです。ううむ、すごい。

参加者

Sさん:Wミーニングを感じて台本自体もおもしろかったです。演出家によって合う・合わないがありそうだと思いました。文語調の言葉で書かれていたところなど、実際の作品の中ではどうなるのだろうと思いました。

Aさん:舞台はあまりみたことがないので、生で見られて良かったです。

Oさん:おもしろかったです。鬼が気になります。

Kaさん:役者とこうして舞台間近で話す機会は普段ないですよね。声のトーンやセリフのかけ方、そういったものが相手を動かしていると感じます。これは日常と違うテンション。役者は声の“かけ方”が一般の人と違う気がします。映像と違う生の魅力がありますよね。

Kuさん:例えば舞台上で一列に並んで、全員が前を向いているときに、誰かが誰かに声をかける…すると名前を呼ばれていないのに呼ばれた人は自分が呼ばれているのがわかる、そんなことが演劇にはあるような気がします。

てんぷくプロのみなさん:

カンパニーによっては、作品の完成までのプロセスを見せたくないところもある。けれども、今回のように1つの作品に対していろんな上演を試してみることで、作品にはいくつもの可能性があるということを観客に感じてもらえたような気がします。

・今回はそんな可能性のいったんを垣間見せることだったのではないでしょうか。こうして観客から直接声を聞けたのは大変おもしろい経験でした。

・先輩役者の考え方を聞けて良かったです。普段の稽古では聞けないことが今回聞けたような気がして、うれしかったです。

・いろんな話が聞けて良かったです。作品Bの遠距離の理由(かぐや姫が月に帰ってしまうので:笑)がわかって良かったです。

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年末の慌ただしい時期にも関わらず、ご参加・ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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第5回レビュアーのためのワークショプ参加者募集のご案内

*おかげさまで、定員に達しました。ありがとうございます。ご興味のある方は、来月も第3土曜日に開催しますので、ぜひ参加下さいませ。

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昨年の12月以来、久しぶりの開催となりました。早いもので、ワークショップ運営も2年目になります。昨年出来なかったこと、新たな可能性、そういったことを追求しつつ、今年もゆったりペースで行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします♪

2008年度レビュアーのためのワークショップ開催

-ATLのテーブルワークショップ/カフェでまったりコトバと遊ぶ-

昨年は10人前後で隔月で行ってきたワークショップ。今年からは、毎月(4・5・7・8・10・11・12月を予定)開催していきます。定員は4名。

場所は空色曲玉さんというオーガニックカフェ。時間帯も18:30-20:30という夜での開催となります。

テーマは特に設けずに、ATLのワークショップコンテンツの中からいくつかピックアップして行っていきます。亀田を入れて5名までの小さな集まり。1テーブルをお借りして、おいしい飲み物(ご予約で食事も可能です)といっしょに、ゆったりゆったり楽しい会にしていきたいと思います。

ご参加、お待ちしております。

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【開催日時】4・5・7・8・10・11・12月の第3土曜日/18:30-20:30

【会場空色曲玉 名古屋市新栄3-16-21

    <TEL>052-251-6949

    <アクセス>JR千種/地下鉄東山線千種駅5番出口徒歩7分

【参加費】1000円

(飲みもの代金は別途ご負担下さいませ。お食事はご予約にて賜ります。メニューに関しては、事前にお知らせしますので、必要に応じてどうぞ♪)

【ワークショップ内容】

想いを言葉にするためのワークショップです。アートワークを通じて発想を豊かに。コミュニケーションを通じてアタマに刺激を。少人数で、ゆったりと過ごしながら進めていきます。また、ビジネス手法なども取り入れ、想いの整理もしていきます。

4月のアートワークは

1.ジュエリーBOX ver.2

2.親和図を使ってみよう

を予定しています。

【定員】4名

【ご予約】ATL artliteracy03☆yahoo.co.jp *☆を@に変更下さいませ。

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Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」 第3夜終了レポート

ATLとM.I.F.(Mikawa Independent movie Factory)とによる、初めての合同ワークショップシリーズの第2夜目が終了しましたので、ご報告します。

2007M.I.F.ワークショップ ~これであなたも自主映画が撮れる!~
「Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」

-12月6日(木):“どう作る?/作話編”-

★日時:12月6日(木) 19:30-21:30

★場所:とよた産業プラザeオフィス(豊田市)

★進行:亀田恵子(ATL代表)、清水雅人(M.I.F.)

★参加費:300円

ATLとM.I.F.との合同ワークショップシリーズ・最終回。平日にも関わらず、多くの方にご参加いただき、とっても興味深い会となりました。笑い声の絶えない、楽しい雰囲気は参加者のみなさまのご協力によります。本当にありがとうございました。

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■ごあいさつ■

亀田(ATL)と清水監督(M.I.F.)がそれぞれごあいさつ。

■自己紹介■

何かと自分のことを話すのが照れくさくて(レビューは作品やアーティストについて話すことですからね。。)なかなかまとまった自己紹介というものはしたことがないのですが、今回のWSでは、亀田がいったい何をしているかが分からないと不毛な(笑)会になってしまうと思いましたので、少し長めにお時間を頂戴して、ATL亀田の紹介をさせていただきました。

1.亀田は何をしている人?

ATL(Arts&Theatre→Literacy)の代表です。現代アートや舞台芸術(ダンス・演劇/稀に映画)などのレビュー(批評・評論)+イベントやアーティストのPR・ワークショップなどのレポートを行っています。“いろいろやってる人”という印象をもたれることが多いのですが、やっていることは、ただ1つ→“イメージの言語化”です。

日々生まれる自分の中のイメージたちは、放っておくと曖昧なまま消え去ってしまいます。もちろん人間は忘れることが仕事のような存在ですから、すべてを記憶することなんてありませんし、明確にすべき義務もありません。でも、そこにジッと目を凝らし、自分の中に芽生えたイメージがいったい何であるかを見つけようとするとき、実は私たちは見ている対象を通して、自分自身を見ているのです。

亀田にとって、こうした“イメージの言語化”はとても楽しい作業です。“楽しさ”は人によって違うものですが、今夜は亀田が考える楽しさを通じて、“言葉の可能性”を再発見し、WSのテーマでもある“物語をつくる”作業に活用していただきたいと思います。

また、ATLの提供するWSは“教える・指導する”というスタイルではなく、参加者が持っている“楽しさ原動力に変換する”ことにトライします。

■プログラム内容■

1.Human Map(今日の気分はどうですか?)

会場を1枚のグラフのように見立てました。タテ軸は“今日のテンションの高低”、ヨコ軸は“わくわく感⇔不安感”と仮定して、それぞれに実際に立っていただきました。今回のメンバーは“テンションは低めだけどワクワクしている人”と“何が起きるか不安だけど、テンションはまあまあ。”という人が多かったです(笑)。テンション低くてワクワクしている方に、それはどんな感じなのかを聞いてみましたが、「前日まで試験だったので、テンションは低いですけど、今日は楽しみにして来ました。」とのことでした。なるほどーっという感じですね。

2.Picture(物語の種は意外とこんなところから)

机上で創作していると、イメージは二次元的になりがちです。今日はワークショップということで、自分以外の人がたくさんいます。空間を使って、立体的にイメージを楽しんでみました。演劇のエチュードと、ダンスのジャムセッションを組み合わせたようなものといえばいいでしょうか。イメージ喚起力を醸成するのが目的です。

会場の真中に、イスを2脚向かい合わせにセット。参加者はセットをグルリと囲んで、その空間に自分をどう配置すればオモシロイかを考える。“あ!こうしよう。”と思いついた人は輪の中のセットに自分を置く。ここから刺激を受けて何か思いついた人は自分を加えて配置…これを最大5名までとして、誰か1人が抜けて4人になったら別の人が入る、というよに繰り返す。

最初は戸惑っていた参加者さんでしたが、だんだんと白熱化(笑)。向かい合ったイスに大学の演劇部の学生さん2人が座っている絵に、顧問の先生が横に立つとそこには部室が再現されたように見えましたし、先生が去って違う方が立たれると、そこは会社のオフィスになったりと、立つ人や場所、立っているときの格好によって、見えてくる絵はどんどん変わります。

一通り動いた後には、軽く感想を言って頂き、フォードバック。みなさん、いろんな絵がそれぞれに見えていたようですね。

3.Exchange-world×world-(4Wから物語へ)

4Wというのは、“いつ・誰が・どこで・何をした”という、文章を作成するときの基本的なノウハウですが、今回はこの基本から思いきり遊んでみました。

まずホワイトボードに、

1.(いつ) 今日の朝、

2.(誰が) 私は、

3.(どこで) キッチンで、

4.(何をした) 朝食を食べた。

と書きます。この言葉をどんどん他の言葉に置き換えていきます。テンポよく、次々と1→4の順に、参加者に置き換える言葉をホワイトボードに書いていっていただく作業。単純なことなのですが、これがとってもオモシロかったんですよ。

3年前の秋、 私は、 キッチンで、 朝食を食べた。

3年前の秋、 パンダは、 キッチンで、 朝食を食べた。

3年前の秋、 パンダは、 万里の長城の頂上で、 朝食を食べた。

3年前の秋、 パンダは、 万里の長城の頂上で、 逆立ちをした。

昨日、 パンダは、 万里の長城の頂上で、 逆立ちをした。

・・・という風に、言葉(いろんな人の断片的なイメージ)と入れ替えることによって、物語はどんどん想像もしない風に変化していきます。ホワイトボードが言葉でいっぱいになるまで続いたこの置き換えのリレーから、ユーモアあふれるいろんな物語が誕生しました♪

■フィードバック■

参加者のみなさんからの声をご紹介します。

Uさん:言葉のやりとりに、最近興味があります。職場、人間関係の悩み、愚痴を聞く立場なのですが、今回参加していろんな人の発想のおもしろさを実感出来ました。仕事の参考になりそうです。

KUさん:今ちょうど、自分の作品(オリジナリティ)について考えているのですが、他の人の意見を聞くということも有効だと思いました。参考にしたいと思います。

SUさん:初めての参加。ものの見方が変わりました。正面・横・うしろ…いろんな視点、角度、いろんな言葉。みんなの単純な言葉から文章ができていくのがオモシロカッタです。

TAさん:Exchangeでは、前の人が書いた言葉に刺激されていった。かめださんが、こんなシチュエーションにいたらオモシロイだろうなぁと思って発想してみたりもしました。

KAさん:Picture、楽しかったです。自分の立っている角度によって見方が変わることを発見。人間の関係性、誰がいるのかによって違って見えた。

Oさん:いろんな発言から、いろんな見方があるのだと思いました。いろんな人が見る、ということを考えて作品をつくっていこうと思います。

TGさん:みんなの出していった言葉を入れ替えることで、予想もしなかったものが出来ましたね。

SKさん:Pictureは、言葉を使いませんでしたが、配置などでも表現できるんだなと思いました。脚本を書くときにはExchangeしてみようと思います。

KBさん:Exchangeは、参加者がたくさんいればいるほど可能性がありますね。新しいものが生まれると感じました。

Uさん兄:Pictureは、アタマだけでなく動いていくことで作品が出来るんだと思いました。普通に考えているだけではいけないなぁと思いました。

Uさん弟:キバツなものを生むのは、リキんでいても出てこないですね。本を読んでいてもいいのですが、わざわざ集まる、ということに意味があると思いました。

HKさん:今回のワークショップは、ほんの入り口の入口。台本の起承転結なども今後学んでいきたいです。

他に、アンケートで出た要望の中には

・参加者同士の交流の時間をもう少し欲しい。

・テンポよくやれたら良かった。時間が惜しい気がした。

・英語のタイトルではなく、日本語の方がいいな。

などもいただきました。今後の参考にさせていただきますね!

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初めての試みであった、M.I.F.との合同ワークショップ。さすがに地元に根ざして活動をされている方々のグループであるらしく、参加者数がとても安定していましたし、撮影機材を持ち込んでの映像記録は、まるで映画撮影の現場のようで、ドキドキしました(笑)。私自身にとっても楽しい時間でした。

また、今回トライしてみた3つのプログラム。どれも概ね好評でした。言葉の持っている可能性や、身体を動かすことによって育まれる創造性など、これまでATLで追及していることを参加者のみなさんにも実感していただけたようでした。

またM.I.F.との協働が出来ればうれしいなと思います。

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Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」 第2夜終了レポート

ATLとM.I.F.(Mikawa Independent movie Factory)とによる、初めての合同ワークショップシリーズの第2夜目が終了しましたので、ご報告します。

2007M.I.F.ワークショップ ~これであなたも自主映画が撮れる!~
「Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」

-第2夜 11月29日(木):“どう観せる?/技術編”-

★日時:11月29日(木) 19:30-21:30

★場所:とよた産業プラザeオフィス(豊田市)

★講師/古川良則、岩松 顯、石川登美二(M.I.F.)

★進行:清水雅人(M.I.F.)

★参加費:300円

この夜は、自主制作映画づくりのノウハウや技術についてのレクチャーでした。平日の夜にも関わらず、参加者は何と20名も!参加者(…実は、清水監督も:笑)の熱い期待に包まれて、2夜目はスタートしたのでした。

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■ごあいさつ■

清水監督から、M.I.F.を代表してごあいさつ

■自己紹介■

人数と時間の関係もあり、参加者のみなさんにはお名前などを軽く伺う程度になってしまいましたが、今夜初めてM.I.F.主催のイベントに来て下さった方が半数以上もいらっしゃいました。

■レクチャー■

▽映画撮影・編集に必要なもの・こと~専門誌には載ってない初歩の初歩~

M.I.F.のメンバーのみなさんって、本当にみなさんスゴイ方ばかりだと、ためいき。この日のレクチャーのために用意された資料やパワーポイントの充実ぶりや、講師の進め方やその講義内容の濃いこと!このコマをご担当された石川登美二さんが教えて下さった映画の脚本や絵コンテについてのお話は新鮮でした。脚本というと、ATLでは演劇のものしか目にする機会がありませんでしたし、絵コンテなるものも、初めて。“脚本のト書きに登場人物の気持ちなどを書きたくなるし、抽象的な表現も用いたくなるけど、それはタブー。ト書きは画面に見えるものを書くものであって、見えないものを書くものではないんですよ。”というフレーズが映画的なんでしょうね。演劇の脚本は、(私が読んだものだけですが)抽象表現も多い気がしますから、こうしたところで映画と演劇の作り方が違っているというのがわかりますね。具体的な機材のお話も、実際に映画づくりをめざす方には、貴重な情報提供の場だったと思います。

▽映画製作の進め方~企画から完成までの段取り~

ご自分の作品を事例に、とってもわかりやすく、情熱的に映画製作の進め方をレクチャーして下さったのは、やはりM.I.F.のメンバーでもある岩松顯・監督。パワーポイントを使った、アクティブなレクチャーでした。

映画製作には①プリプロダクション(準備)②プロダクション(製作)③ポストプロダクション(編集)という大まかなステップがあるそうですが、きめ細やかな日程作成も大切なのだとか。“映画づくりは、誰のために?”という深いテーマを見つめながら進める作業が製作であり、監督には“ビジョンをスタッフに明確に伝えることの出来る人間力が必要”と話して下さいました。“自分自身のため/キャスト・スタッフのため/観客=社会のため”につくられる映画。この3つの目的を満たす方法の模索が、映画作りのプロセスとも言えそうです。自分の足で歩いてロケ地を探すロケハン=ロケーションハンティングのお話や、予算不足・イメージ強化のための映像合成技術についてのお話、映画賞での受賞ポイントまで。テンポ良いリズムで熱く語られる岩松さんのパワーがクセになりそうでした(笑)。

▽照明をあてよう~映画製作の肝、照明技術を学ぶ~

最後のコマは、M.I.F.で照明を手がける古川良則さん。豊田市を中心に愛される地元密着情報サイト“ふぁーぐるテレビ”を運営されつつ、プロの照明技術者でもある方です(清水監督は、この古川さんの講義を楽しみにされていたそうですよ)。

照明の基礎の基礎について、実践的な資料を配布されてのご講義は、ていねいでわかりやすいんです。“色温度”という考え方や、光の単位(ケルビン)の名前は、初めて耳にしました。光が雰囲気を演出し、方向性によって場の物語を紡ぎだすんですね。テレビドラマで使われる照明、インタビュー番組で使われる照明、etc。実際に照明器具を使っての照明状態の紹介には、その効果の違いに参加者も思わず嘆息。“映画作りでプロとアマの違いは照明”という古川さん。確かに、照明によってフツーの女の子が超絶美人にもなれますからね(笑)。3灯照明による立体感の表現は、正に職人技ですね。

■清水監督より■

内容充実、あっという間の2時間でした。最後の締めには、M.I.F.を代表して清水監督があいさつ。“質問やご意見は、いつでもどうぞ!”多くの方がアンケートを記入して下さいました。今後の運営に、ぜひ活用させて頂きたいと思います。

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いよいよ、「Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」も残り1夜を残すのみ。ATLが中心になって、物語が生まれる前のちょっとステキな実験を試みたいと思っています。ご興味のある方は、ぜひご参加下さいネ。

第三夜 12月6日(木):“どう作る?/作話編”

進行/亀田恵子(ATL代表)、清水雅人(M.I.F.代表)
映画を作るにあたって、一番最初に必要なものは何か?もちろん、それは語るべき“お話”です。イメージの言語化を通して、参加者全員で映画のストーリー(大まかなあらすじ)を1つ作りだしてみます。

時間:午後7時30分~9時30分
場所:とよた新産業プラザeオフィス会議室(豊田市喜多町2-31 コモスクエア向かい)協賛金:1夜300円 ぜひ、ご参加下さいませ♪

▼申し込み・お問合せ先サイトのメールフォームまたは、info●mif.jpn.org までお願いします(●を@に変えてください)。 電話 090-1824-1964(清水)

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「Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」 第1夜終了レポート

ATLとM.I.F.(Mikawa Independent movie Factory)とによる、初めての合同ワークショップの第1夜目が終了しましたので、ご報告します。

2007M.I.F.ワークショップ ~これであなたも自主映画が撮れる!~
「Moon Light Workshop in Autumn 秋の夜長の冒険心」

★日時:11月15日(木) 19:30-21:30

★場所:とよた産業プラザeオフィス(豊田市)

★進行:亀田恵子(ATL) ★解説:清水雅人(M.I.F.)

★参加費:300円

「レビュアーのためのワークショップ」を今年1年企画運営したきたATL(主に名古屋で開催)が、地元にしっかり根付いて活動を展開している自主制作映画グループM.I.F.に、いわば胸を借りるカタチでの初・地元進出。以外と、地元で活動するは勇気もいりますし、ネットワークがなければ難しいところもあります。さて、地元三河地区のみなさんに、このワークショップは楽しんでいただけたでしょうか?

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■ご挨拶■

先ず清水さんから、ごあいさつ。M.I.F.初開催となるワークショップへの期待などをお話いただき、その後は亀田が進行をバトンタッチ。

■自己紹介■

参加者のみなさんに、今日この場に期待することをA4の紙に書いていただく。“どんなことをするのか興味がある”“映画制作に関心がある”“新しい映画の見方を考えられたら…” それぞれの思いを、親和図の手法を使って床に並べていきます。“楽しみたい”“好奇心”“学びたい”などの想いがこの日の参加者の進みたい方向だということが分かりました。会の終わりに、この想いが満たされるような場になっているといいですよね。

■映画『箱』鑑賞■

清水雅人監督による『箱』を鑑賞。重層的にイメージが膨らむ作品ですね、何度見ても新たな発見があって楽しいです(この作品に関するレビューはコチラをご覧下さい)。事実、参加者の中には今回で5回目の鑑賞という方がいらっしゃいましたが、やはり同じことをおっしゃっておられました。

(あらすじ)

「もう会わないってわけにはいかなくなっちゃった。大丈夫なつもりだったんだけどね」
「杉本さんの、そういう正直なとこ・・・好きですよ」

 杉本みさえは、豊田の印刷会社に勤める31歳。小さい会社ながら責任ある仕事を任され、お互い干渉しない自由な結婚生活を楽しみ、心配の種だった妹も半年後に結婚する・・・、みさえは、平凡でありながらも、充実した生活を送っている。

 8月――、会社の若いデザイナー谷沢が退職をする。谷沢は、気の合うかわいい後輩以上ではなかった。しかし、退職間際に、彼から小さな箱を預かり、中を見てはいけないと言われたことで、みさえの心に小さな変化が生じる。
 9月――、みさえは、会社の後輩美奈子(宮嶋麻衣)と谷沢がデートする姿を目撃してしまう。自分自身にも隠し通せると思っていた"小さな変化"が、"大きなゆれ"に変わっていく。みさえは、恋をしてしまったのだ。
しかし、それが夫の知るところとなる。夫の前には、あの"箱"があった。
 10月――、身動きが取れなくなってしまったみさえの心を少しずつ蝕んでいくあの"箱"。あの箱の中身は一体なんだったのか?今まで築いてきた自分を、こうも激しく揺さぶるあの"箱"とは一体なんなのか?
 そして11月――、なだらかな日常とゆれる非日常の間から、小さな何かが始まる――。

 豊田を舞台に、1つの箱をめぐって繰り広げられる30代女性の心の旅を描くリアルなラブストーリー。

■トークセッション■

休憩を挟んで、『箱』についてトークセッション。「箱の中には何が入っていると思いますか?」という問いをきっかけに、参加者のみなさんが見た『箱』をファシリテーショングラフィックモドキ(笑)でホワイトボードにイメージを文字化・図化。

“箱の中には恋心”が入っていたのではないか、“誤解”かも知れないし、“好奇心”かも知れない。いやいや“欲望”でしょうとか“謎”じゃないの?などなど、興味深い感想が次々に出されました。中には“思いでの品”や“指輪”が入っていたのだと想像した方もいらっしゃいました。

また、“箱そのもの”が気になったという鋭いご意見や、箱は“コミュニケーションツール”だという根本的なご意見が出たりとセッションは充実したものになりました。多くの方が、目に見えないものを箱の中の隠れた小さな(無限大の?)スペースの中に見ていたことは、大変興味深いですね。

また、このセッションを通じて痴ほう症のおばあさんが、ストーリー展開上、とても大きなキーを握っていたことが再認識(発見)できました。痴呆状態で、世の中がクリアに見えていない状態のおばあちゃんの何気ない言葉や行動は、ある意味で“今の自分にありのまま”であるといえます。その対照的な存在として、主人公のみさえが精いっぱい背伸びして生きていたことがクローズアップされ、ラストシーン近くの涙へと収斂していくのですね。参加者の1つの感想から、他の参加者が無意識にしか認知していなかったことが明確に意識されること=発見の共有といえそうです。作品鑑賞の新たな可能性として、このセッションはとても大きな意味を持ったといえそうですね。

■フィードバック■

最後に、清水監督から『箱』についてのレクチャーとQA。撮影時のお話を伺ったり、今日のワークショップの感想などをカンタンに。清水監督の、作品への熱い想いにふれることのできたステキな時間でした。

以下に、参加者さんからのフィードバックをご紹介します。

・今、見たばかりの作品について、監督からのお話が聞けて感激しました。

・非常におもしろかったです!

・1本の作品を通して、いろんな視点から1つの『箱』を見つめることが出来たことが、非常に新鮮な体験だった。

・1つの映画を多数の方で意見することで、他の人がどんな物のとらえ方をしているか知ることが出来た。(自分と共有出来るところ、真逆の考え方)

・映画の新たな愉しみ方がでてきて、これから映画鑑賞の仕方が今までよりレベルアップできそうです。“作品を見ていること=自分を見ていること”と聞き、ドキリとしました。歌や映画をみて、たまに「これまさに私だー」と思うことがまれに?あるのはそういうことかなと思いました。今日はとても楽しかったです。ありがとうございました。

・有意義な時間を過ごせ、子育てママもリフレッシュできました。2夜、3夜も期待しています。

・開催規模が気楽な感じで、気楽に参加出来ました。

また、2時間というワクの中での実施であったため、あまり自己紹介やセッションに時間が割けなかったこともあり、下記のようなご意見も頂きました。次回以降、参考にさせて頂きたいと考えております。貴重なご意見をありがとうございます。

・最初のアイスブレイクにもう少し時間をかけた方が、もっと活発な話し合いが出来たかも知れません。

・ミーティングの時間がもっと欲しい。

・話し合いの時間が短すぎるかなー。名札があった方がいい。

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平日のの夜の開催にもかかわらず、14名もの方にご参加いただき、本当に感謝でした。次回は下記日程です。ぜひ、ご参加くださいね。

第二夜 11月29日(木):“どう観せる?/技術編”

講師/古川良則、岩松 顯、石川登美二(M.I.F.)
現在、自主映画製作は、デジタルビデオによる撮影、パソコンによる編集が主流です。実際に映画製作に関わる講師陣により、映画製作の技術面をレクチャーします。
具体的には、下記の3部構成を予定しています。
▽映画撮影・編集に必要なもの・こと~専門誌には載ってない初歩の初歩~
▽映画製作の進め方~企画から完成までの段取り~
▽照明をあてよう~映画製作の肝、照明技術を学ぶ~

 第三夜 12月6日(木):“どう作る?/作話編”

進行/亀田恵子(ATL代表)、清水雅人(M.I.F.代表)
映画を作るにあたって、一番最初に必要なものは何か?もちろん、それは語るべき“お話”です。イメージの言語化を通して、参加者全員で映画のストーリー(大まかなあらすじ)を1つ作りだしてみます。

2夜共通

時間:午後7時30分~9時30分
場所:とよた新産業プラザeオフィス会議室(豊田市喜多町2-31 コモスクエア向かい)協賛金:1夜300円 ぜひ、ご参加下さいませ♪

▼申し込み・お問合せ先サイトのメールフォームまたは、info●mif.jpn.org までお願いします(●を@に変えてください)。 電話 090-1824-1964(清水)

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